【新刊】愛と連帯――非正規労働者、国会へ


第1章 解雇された非正規労働者、国会へ
1 就職氷河期時代に社会へ――「失われた世代」を生きる
2 非正規労働という不条理――有期雇用で雇い止め
3 生きていた労働組合――次の勝利のために
4 労働を変え、社会を変える――政治活動、3回の落選
5 国会議員に――労働問題にこだわる

第2章 女性の声を政治へ
1 女性が政治家になるということ
2 シングル・非正規の女性はこの社会をどう生きのびるか
3 少子化問題と就職氷河期世代――非正規雇用の入口規制を

第3章 権利のための闘い
1 維新政治と労働組合バッシングがもたらしたもの
2 弾圧される労働組合――関西生コン事件
3 戦後責任を果たす――長生炭鉱の歴史を刻む
4 すべての人の人権が守られる社会へ

対談
藤川瑞穂×大椿ゆうこ 労働者を使い捨てにする企業と闘う
和田靜香×大椿ゆうこ シングル・非正規女性の生きづらさと政治


大椿ゆうこ 
参議院議員。厚生労働委員会所属。社会民主党副党首。就職氷河期世代で、30代まで非正規雇用を掛け持ちして生計を立てる。2006年より関西学院大学で障害のある学生の就学支援事業に携わるが、2010年、上限4年の有期雇用を理由に雇い止め解雇となる。継続雇用を求め3年9か月闘うが、原職復帰は叶わず。2011年から大阪教育合同労働組合の専従役員として、主に非正規労働者の権利獲得のために活動。2016年、同労組執行委員長。2023年4月、繰上げ当選で国会議員に。
岡山県高梁市出身。実家は兼業農家。家族はカタルーニャ人のつれあいと保護猫2匹。


愛と連帯――非正規労働者、国会へ
2025年7月1日発売
四六判上製、208ページ、1600円(税別)
書籍 978-4-911256-24-4

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