著者:東海林 智
2024年4月23日発売
なぜ普通に働いても普通に暮らせないのか。
非正規労働者、漂流を余儀なくされる若者たち。シングルマザーや農民、個人請負の宅配ドライバー……。働く人々の現場から低賃金の国・ニッポンのありように迫り、非正規労働を急増させた財界の戦略を検証する。
もくじ
序章 新自由主義の果てに――「新時代の日本的経営」が破壊したもの
第1章 特殊詐欺の冬の花
第2章 個人請負――コロナ禍の直撃を受けた母子世帯
第3章 若者漂流
第4章 アマゾン宅配労災――偽装フリーランス
第5章 無期転換の嘆き
第6章 61年ぶりのストライキ
第7章 非正規公務員
第8章 時給101円――持続不可能な日本の農業
著者について
東海林 智(とうかいりん・さとし)
1964年、山形県生まれ。現在、毎日新聞社編集局社会部記者。一貫して労働と貧困・格差の現場を取材している。元新聞労連委員長、元MIC(日本マスコミ情報文化労組会議)議長。2008年12月31日から2009年1月5日まで開設された年越し派遣村の実行委員を務めた。著書に『15歳からの労働組合入門』(毎日新聞社、2013年)、『貧困の現場』(同、2008年)など。新聞報道で反貧困ジャーナリズム賞、著作で日本労働ペンクラブ賞などを受賞。
ルポ 低賃金
2024年4月23日発売
四六判並製、240ページ、1800円(税別)
書籍 ISBN 978-4-911256-02-2 C0036
電子書籍 ISBN 978-4-911256-52-7 C0036
メディアで紹介されました!
・【東洋経済 2024年5月19日】コロナ禍、困窮、特殊詐欺…低賃金は社会を壊す『ルポ 低賃金』東海林智氏に聞く
・【マガジン9 2024年5月29日】第679回:「新時代の『日本的経営』」が破壊したこの国〜『ルポ 低賃金』の巻(雨宮処凛)
・【レイバーネット】レイバーブッククラブ読書会報告 : 『ルポ 低賃金』賃金の低さは、労働者の尊厳に関わる
・【レイバーネット】『ルポ・低賃金』発刊! 新自由主義の強欲が何をもたらしたのか?