月刊『地平』9月号(8月5日発売)

「地」球と「平」和を考える月刊誌、創刊から早3号目となる9月号は8月5日発売です。
大特集は「ジャーナリズムをさがせ」。ぜひお手に取りください。


目次●
【News In-Depth】
今井貴子(成蹊大学)/スターマー労働党政権の誕生——中道政党の復権とそのジレンマ
山岡加奈子(JETRO主任研究員)/混乱つづくハイチ——秩序回復は可能か 
藤田庄市(ジャーナリスト)/人を不幸にする自由はない——統一教会「念書無効」最高裁判断
上東麻子(毎日新聞)/強制不妊手術という差別と加害——旧優生保護法最高裁違憲判決

デイビッド・ペッグ、フーダ・オスマン、マニシャ・ギャングリー 訳=中野真紀子
もう一つの「ガザ日記」——奇跡のプレスハウスとジャーナリストの犠牲

佐藤 学(東京大学名誉教授)/学術会議への権力介入——任命拒否から法人化へ


【「朝日新聞の9.11」から10年】
調査報道の金字塔「吉田調書スクープ」を朝日新聞経営陣が取り消した事件から10年。
記事を書いた二人の記者が初めて語る。
宮﨑知己(ジャーナリスト) /朝日新聞で何が起きていたのか——吉田調書報道取り消し事件の当事者として
木村英昭(ジャーナリスト)/お笑い朝日新聞劇場
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下地由実子(ジャーナリスト)/ルポ やめ記者  第1回  記者と名乗るのが恥ずかしい
匿名/【匿名座談会】テレビにおける報道の壊滅をめぐって
藤田早苗(エセックス大学人権センターフェロー) /メディアの人権意識はなぜ欠如しているのか——国際人権と英国からの視点
李美淑(大妻女子大学)/権力監視を放棄する「オトコ」のジャーナリズム
南 彰、立岩陽一郎、國﨑万智/【座談会】ジャーナリズムの器はどこに?
花田達朗(社会科学者)/第三のジャーナリズム  第3回  身体に発するコトバ


宮崎園子(フリーランス記者)/ルポ・広島市——平和都市に足りない「何か」を見つめて
橋爪 文(詩人)・佐藤ゆう(一橋大学大学院)/被爆を世界で語り続けて——若い人たちへ
田窪雅文(ウェブサイト「核情報」主宰)/世界の核兵器はどうなっているか——アメリカ科学者同盟のリポートから


【シリーズ コトバの復興】
崎山多美(小説家)/シマとコトバ

イザベラ・ヴェーバー(マサチューセッツ大学アマースト校)/危機の時代のインフレ対策
朴勝俊(関西学院大学)/(訳者解説)気鋭のプログレッシブによるインフレ論


【好評連載】
山岡淳一郎 薬と日本人  第3回(最終回) 薬漬けマーケティング
後藤秀典 司法崩壊 第3回 原子力ムラに食い込む巨大法律事務所
七沢 潔 震源地からの伝言 珠洲原発を止めた人々 第2回 土地と人の心をめぐる闘い
樫田秀樹 会社をどう罰するか 第3回 ネクスコ中日本 笹子トンネル天井板崩落事故
尾崎孝史 ウクライナ通信 第3回 女性記者を襲った2度目の砲撃
ウォールデン・ベロー 反革命——極右運動のグローバルな台頭 第2回 グローバルノースの極右運動
天笠啓祐 フッ素の社会史 PFAS問題の淵源 第3回 毒ガスと農薬
栖来ひかり 台湾・麗しの島だより 第3回 移行期正義の練習帳 歴史の偉人を再検する

【Independent Book Review】 
長井 暁(ジャーナリスト)/テレビは死なない——政治介入への抵抗
小林えみ(編集者)/【個と場と本】 戦争を語り継ぐ——『戦争のかけらを集めて—遠ざかる兵士たちと私たちの歴史実践』

編集部のイチオシ新刊
石田昌隆 Sounds of World 第3回   ザ・スミス
読者投稿
編集後記



月刊『地平』9月号
2024年8月5日発売
A5版、256ページ、990円(税込)
雑誌06053-09 ISSN2759-5358


東京新聞ほか8月5日付 全5段広告

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