毛利まさみち(切り絵)、ナムーラ ミチヨ(文)
2025年7月28日発売
やけ野原となった広島に、真っ赤な花が大きくさいて……
小さな小さな虫たちが見た、人間たちの戦争のおはなし。
被爆から約1か月後、広島の爆心地近くに咲いたカンナの花は、新聞記者が写真に撮って全国に報道され、人々を勇気づけました。
その実話にヒントを得てつくられた、「ありんこ」たちが主役の切り絵絵本。
原則として小学2年生までの漢字を使用、すべての漢字にルビ。
毛利まさみち(切り絵)
1946年生まれ。子ども時代を熊本市で過ごし、現在は広島市に住む。1988年、第11回日本の絵本賞で新人賞(佳作)受賞。同・手づくり絵本コンテスト部門で、全国学校図書館協議会賞、読売新聞社賞、文部大臣奨励賞などを受賞。絵本作品に『ももの里』(汐文社)、『原爆の火』(文・岩崎京子、新日本出版社)など。児童文学に『青の森伝説』、『青い空がつながった』(いずれも新日本出版社)など。日本児童文学者協会会員。ウェブサイト www.masamichi-world.com/
ナムーラ ミチヨ (文)
1948年生まれ。東京在住。児童書に『だっだぁー』『だっころりん』(主婦の友社)、「dadaaa」「hi hi ha ha ha」(L’école des loisirs)、『からだドックンドックン…』(赤ちゃんとママ社)、『ころころとんとん』『おぱっけ~』(フレーベル館)、『気もちのミカタ』(合同出版)など。動画作品に『憲法のおはなし』(有志)、『人身取引ってなんですか?』(NFSJ)、『楽しく学ぼう子どもの権利』(認定NPO法人国際子ども権利センター)など。

ありんことカンナの花
2025年7月28日発売
A4変形判上製、32ページ、1600円(税別)
書籍 978-4-911256-26-8