著:山岡 淳一郎
2025年6月3日発売
人と薬をとりまく修羅と再生の物語
「お薬、出しておきますね。」――薬剤使用量が断トツに多い日本。現役世代に向精神薬、高齢者に認知症薬と血圧降下剤、子どもたちにADHD治療薬。周囲にあふれる市販薬でオーバードーズする若者たち。なぜこうなってしまったのか?
もくじ
第1章 薬漬けマーケティング――うつ治療の計略
第2章 なぜ若者が市販薬をオーバードーズするのか
第3章 「認知症の薬」は必要なのか
第4章 服薬か断薬か、自分で決める
第5章 虐待サバイバー
終章 製薬ビジネスに翻弄される行政
山岡 淳一郎
1959年、愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。「人と時代」「公と私」を共通テーマに政治・経済、医療、近現代史、建築など分野を超えて執筆。一般社団法人デモクラシータイムス同人。著書に『ルポ 副反応疑い死』(ちくま新書)、『コロナ戦記――医療現場と政治の700日』(岩波書店)、『ゴッドドクター 徳田虎雄』(小学館文庫)ほか多数。
ルポ 薬漬け 医療とビジネスの闇
2025年6月3日発売
四六判並製、 216ページ、1800円(税別)
書籍 978-4-911256-21-3