世界史の中の戦後思想  

自由主義・民主主義・社会主義

自由民主主義と資本主義のシステムが揺らぐなか、私たちはどのような思想に依拠できるのか。世界システムの歴史的展開をたどり、その文脈から日本の「戦後思想」を再考する。


もくじ

序章 自由主義・民主主義・社会主義
第1章 「自由主義―民主主義」体制の終焉?――新自由主義グローバリズムの文脈において
第2章 国際冷戦レジームと第三世界
第3章 戦後思想の胎動と誕生 1930―1948
第4章 敗戦と戦後革命
第5章 日本国憲法の制定と東アジア熱戦
第6章 越境する世界史家――エリック・ホブズボーム論
第7章 20世紀を生き抜き、書き、思考した東アジアの思想家――日高六郎論


著者について

三宅芳夫(みやけ・よしお)
千葉大学大学院社会科学研究院教授。1969年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専攻は哲学・思想史・批判理論/国際関係史。著書に『ファシズムと冷戦のはざまで――戦後思想の胎動と形成 1930-1960』(東京大学出版会、2019年)、『知識人と社会――J=P.サルトルにおける政治と実存』(岩波書店、2000年)など。

世界史の中の戦後思想:自由主義・民主主義・社会主義
2024年4月23日発売
四六判上製、288ページ、2800円(税別)
書籍 ISBN 978-4-911256-05-3 C1021
電子書籍 ISBN 978-4-911256-55-8 C1021


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