【4月発売】アメリカ南部の黒人産婆たち――差別や貧困の中でいかに命と地域を守ったか


地域コミュニティの命を支え続けた産婆たち。伝統的な知恵と献身的なケアで母子を守るが、近代医療の台頭や国家政策を受けて排除と管理の対象となってゆく。抑圧の中で自律的なケアシステムを築いた女性たちの、抵抗の物語。


もくじ

はじめに
本書での訳語の使い方について

序章 伝統的出産と黒人産婆の役割
第1章 排除の構造―近代医療と国家政策による産婆の追放
第2章 「必要悪」としての産婆―ジョージア州における黒人産婆の統制と管理
第3章 黒人産婆の物語
第4章 出産をめぐる女性たちの連帯の復活
終章 南部の影、生命の灯―黒人産婆の闘いとインターセクショナリティ
結論―沈黙させられた声、響き続ける歌


付録
参考文献
あとがき


【著者】
西﨑 緑(にしざき・みどり)
熊本学園大学社会福祉学部教授。専門は社会福祉原論、社会福祉史。研究課題はアフリカ系アメリカ人の社会福祉と社会活動の歴史。著書に『ソーシャルワークはマイノリティをどう捉えてきたのか』(単著、勁草書房)、『帝国のヴェール』(共著、明石書店)、『自由と解放を求める人びと』(共著、彩流社)など。


Don't Miss

【4月の新刊】「上」vs.「下」の経済学

「サナエノミクス」の本質と対抗策

【4月発売】「国体」とは何か――教育勅語から八紘一宇まで

いま、〈魔力〉の源泉を解き明かす