【3月発売】学費値上げに反対します――学生たちの生活と主権


今、次々に学費値上げが強行されている。だが、これで終わりではない。学べることが当たり前の社会を築くため、私たちにできることとは――「声を上げざるを得ない構造」に抗い、未来を諦めまいとする学生たちの希望の営み。


もくじ

序章——学費問題とは何か 佐藤雄哉

Ⅰ 私たちの権利と学費値上げ
第1章 私「たち」のために学ぶのだから——高等教育の権利保障と学費問題に抗う哲学 田中秀憲
第2章 学費値上げ後の一橋大学の実相 小島雅史
第3章 大学と資本主義の問題——東京大学での学費値上げ反対運動の焦点 渡辺一樹
コラム① 教員との連帯と学費問題の立場性 田中秀憲・金澤 伶

Ⅱ 国立・私立の大学・大学院における学費問題
第4章 国立大学の学費と広島大学における学生運動の可能性 原田佳歩
第5章 地方国立大学で「私」が立ち上がったということ——熊本大学という現場から 関 立雄
第6章 学費問題と私立大学の社会的位置学費値上げに反対する 中大生の会
第7章 人権としての教育、人権を守る教育——ある小規模私大の例 数田雪晴
第8章 研究、運動という抵抗の営み——闘争で大学院生が踊り続けること 唐井 梓
コラム② 大学における「選択と集中」という問題 岩下 知・伊吹信太朗

Ⅲ 学費問題をめぐる諸課題
第9章 大学に入学するまでの学費問題と不平等 五十嵐悠真
第10章 留年、休学に潜む壁——教育から構造的に排除される学生たち 高柳摩季
第11章 中退が脳裏をよぎる学生生活 宮田士暖
第12章 授業料等減免・奨学金における申請主義の問題 羽野陽太
第13章 修学支援新制度の罠 黒木俊彦
第14章 留学生を狙った学費値上げと構造的差別——武蔵野美術大学の現状から 松野有莉・R
コラム③ キャンパスを再び自由の砦に 八十島士希

Ⅳ 私たちができる行動と、その可能性
第15章 学生抜きに、学生のことを決めるな!——学生が主権者として国会へ立つ意義 金澤 伶
第16章 集団での行動の意味 檜田相一
第17章 二〇二〇年代前半の日本国の学術政策とその大学での受容——大学執行部の「適応」と反対派学生の「緩和」 佐野元昭―昭代
第18章 学費値上げ反対運動が高等教育の無償化を展望する意義 佐藤雄哉
終章——なぜ私たちは立ち上がるのか 金澤 伶

あとがき 佐藤雄哉


【編著者】
佐藤雄哉 (さとう・ゆうや)
現在、東京大学大学院教育学研究科博士課程在学。専門は、教育学、教育史、人権教育論。

金澤 伶 (かなざわ・れい)
現在、東京大学教養学部後期課程国際関係論コース在籍中、会社員。「東京大学学費値上げ反対緊急アクション」や、全国有志を募ってロビー活動、難民支援、入管問題に取り組む。


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