著:梅林宏道
2025年9月1日発売
核軍拡の流れを反転させるために
核戦争の脅威は深刻である。核の脅威を地球上からなくすための現実的な選択肢として、本書は非核兵器地帯の道筋を示す。核なき北東アジア、核なき世界に向け、構想力のある外交と社会運動のために。
もくじ
序章 非核兵器地帯の現在性
第1章 既存の非核兵器地帯
第2章 新しい非核兵器地帯への挑戦
第3章 北東アジアの非核化
第4章 北東アジア非核兵器地帯へ
終章 平和主義を実践する
梅林宏道(ウメバヤシ ヒロミチ)
1937年、兵庫県生まれ。1965年、東京大学数物系大学院博士課程修了、工学博士。1980年、大学教員を辞し反核平和運動の活動家・研究者になる。平和運動のシンクタンクNPO法人ピースデポの設立に尽力。2012年―2015年、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)初代センター長。現在、ピースデポ特別顧問などをつとめる。著書に『非核兵器地帯――核なき世界への道筋』(岩波書店)、『在日米軍――変貌する日米安保体制』(岩波新書)、『北朝鮮の核兵器――世界を映す鏡』(高文研)など多数。

非核兵器地帯という選択――分断を超えて〈コモン〉へ
2025年9月1日発売
四六判並製、328ページ、2400円(税別)
書籍 978-4-911256-30-5