地球と平和を考える総合月刊誌、創刊1周年記念号となる7月号は6月5日発売です。
第1特集は「新しいコトバのために」
第2特集は「戦争国家を拒む——安保法制10年の現実」
第3特集は「トランプ・ショックの深層」
ぜひお手に取りください。


●目次●
【News In-Depth】
・イスラエルに挑むイエメン——パレスチナを支援する最貧国 佐藤 寛(開発社会学舎 主宰)
・イラン核協議 中東情勢の焦点 坂梨 祥(日本エネルギー経済研究所)
・殴られる牛、暑さで死ぬ鶏——畜産動物を虐待から守る法規制を 森 映子(ジャーナリスト)

特集1 新しいコトバのために
・政治を変えるコトバはどこから?——社会連帯の土台をどうつくるか 能條桃子(「NO YOUTH NO JAPAN」代表理事)
・雑誌と政変 論壇誌が社会を動かす 会田弘継(ジャーナリスト)
・新たな地域政治の地平へ 岸本聡子(杉並区長)
・SNSと熱狂のかげで 曺琴袖(TBS)
・孤立させてはいけない——TBS「報道特集」で起きていること 永田浩三(ジャーナリスト)
・兵庫問題とジャーナリズム——風圧に抗する 村瀬健介(TBS)
特集2 戦争国家を拒む——安保法制10年の現実
・安保五条と憲法九条——未完の安保法制と改憲 古関彰一(獨協大学名誉教授)
・安保法制10年 日本はどう変容したか 飯島滋明(名古屋学院大学)
・見えてきた「新しい戦前」——地域の軍事的再編 池尾靖志(立命館大学)
・ジェノサイドに加担する防衛省——イスラエル製兵器購入の重大性 國﨑万智(ハフポスト)
・〈対談〉雇用の劣化と極右抬頭——新自由主義的再編の果てに 三宅芳夫(千葉大学)×皆川宏之(千葉大学)
特集3 トランプ・ショックの深層
・オンリー・アメリカの「相互関税」 中本 悟(立命館大学特任教授)
・トランプ関税の地政学——メキシコの場合 所 康弘(明治大学)
・軍事以外はみんな飢え死に——トランプ予算案の分析 スティーブン・セムラー(安全保障政策改革研究所)
注目記事
・ガザ殲滅——イスラエル建国以来の宿願と戦争犯罪 早尾貴紀(東京経済大学)
・〈対談〉桐生市事件の教訓——第三者委の報告と再発防止をめぐって 小林美穂子(「つくろい東京ファンド」)×小松田健一(東京新聞)
・〈対談〉茨城をどうするのか?——進むべき道をめぐって 小林美希(ジャーナリスト)×村上達也(元・東海村村長)
新連載
内田聖子 テック・ジャスティス—公共性と倫理ある人々の技術へ(第1回)新たなSNSの構想
竹信三恵子 ルポ無法労働—非正規公務員の荒野(第1回)妊産婦切り
仁藤夢乃 歌舞伎町で。 (第1回)差別と排除のなかで置き去りにされる少女たち
好評連載
青木 理 日本の公安警察2025(第4回)活動内容を示した文書流出事件
尾崎孝史 ウクライナ通信(第13回)士気高き兵士はどこで生まれ、散ったのか
今福龍太 いくつものフォルモーサへ(第6回)ヘテロトピア都市、マカオ
栖来ひかり 台湾・麗しの島だより(第13回)「戦後130年」を考える
石田昌隆 Sounds of the World(第13回)マリアンヌ・フェイスフル
書評
・小川公代 かろうじてともるろうそくの光を消さないために
・大森皓太 言葉が届きにくい時代に
編集部のイチオシ新刊
読者投稿
編集後記
月刊『地平』7月号
2025年6月5日発売
A5判、240ページ、1100円(税込)
雑誌06053-7 ISSN2759-5358