月刊『地平』6月号(5月7日発売)


目次●
【News In-Depth】
・難民帰還問題に揺れるアフガニスタン——タリバンの「外交」 登利谷正人(東京外国語大学)
・米軍廃棄物と蝶類研究者 塩入雄一郎(沖縄タイムス)
・フジテレビ問題と国際人権保障システム 馬橋憲男(フェリス女学院大学名誉教授)


特集1 軍事費の研究

・よみがえる日本軍需産業——軍拡と対米一体化の中で 半田 滋(防衛ジャーナリスト)
・税と財政はどう軍事化されているか 永山茂樹(東海大学)
・財政の変質——平和国家からの離脱 梅原英治(大阪経済大学名誉教授)
・軍事費の膨張は何をもたらすか——歴史から見た軍拡 山田 朗(明治大学)
・軍事費と増税——近代日本財政の歴史から 関野満夫(中央大学)


・生き延びようとする女性たちのために——性暴力被害を司法に問いつづけて 角田由紀子(弁護士)
・【対談】司法で性被害を問うということ 西廣陽子(弁護士)×小川たまか(ライター)
・【対談】性被害を受けた人の隣で生きる——女の分断をさせないために 辛淑玉(のりこえねっと共同代表)×仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)


特集3 トランプ政治への反撃

・【インタビュー】市民社会を強化せよ——トランプ政治に対抗するアジェンダを ナンシー・オケイル(米シンクタンク「国際政治センター」代表)、聞き手:猿田佐世(新外交イニシアティブ(ND)代表)
・トランプが「変身」させるもの——多様性バックラッシュの行方 北丸雄二(ジャーナリスト)
・翻弄されるウクライナ——トランプ外交に憤る市民 新田義貴(ジャーナリスト)


注目記事

・正念場を迎える「いのちのとりで訴訟」 尾藤廣喜(弁護士)
・統一教会の行方——公共の福祉の侵害と信教の自由 藤田庄市(ジャーナリスト)
・ガザ 爆撃による医療崩壊——助かる命が助からない マフムード・ムシュタハ(ガザ出身ジャーナリスト)
・問われる「核抑止」——核兵器禁止条約と国際安全保障 川崎 哲(ピースボート)


好評連載
小林美希 ルポ イバラキ(最終回)イバラキが変われば日本が変わる
井田徹治 ルポ 気候変動と最貧国(最終回)消された村を造り直す
尾崎孝史 ウクライナ通信(第12回)372人の戦死兵
神田和則 ルポ 難民とは誰か?(下)保護すべき者を保護しない人びと
樋田敦子 ルポ 消えたい子どもたち——生きたいと思える社会へ(最終回)字が読めなくても、できる
今福龍太 いくつものフォルモーサへ(第5回)アフリカという新たなユートピア
栖来ひかり 台湾・麗しの島だより(第12回)覚めようとしている悪夢の「隙間」から漏れ出る光
石田昌隆 Sounds of the World(第12回)ローリング・ストーンズ


書評
稲垣 豊 中国フェミニズムは世界を変える 稲垣 豊
酒井隆史 後ずさりして前をみる(第2回)夜を燃やそう
小林えみ 書店が「色々」を提供するとき

編集部のイチオシ新刊
読者投稿
編集後記


月刊『地平』6月号
2025年5月7日発売
A5判、240ページ、1100円(税込)
雑誌06053-6 ISSN2759-5358