地球と平和を考える総合月刊誌、3月号は2月5日発売です。
第1特集は「原子力の終活」
第2特集は「生きている治安維持法」
第3特集は「データセンターという怪物」
ぜひお手に取りください。
●目次●
【News In-Depth】
本質的問題は消えていない──学術会議法人化法案のまやかし 小寺隆幸(明治学院大学国際平和研究所)
電気代はなぜ高騰したか──日本最大の発電会社JERAの不正とエネルギー政策 吉田明子(パワーシフト・キャンペーン)
ミャンマー 「春の革命」を理解する 木口由香(NPO法人メコン・ウォッチ)
特集1 原子力の終活
・松久保 肇(原子力資料情報室) 虚飾の原発──求められる原子力産業の終活
・佐々木 寛(新潟国際情報大学) 原発と対峙する新潟の市民──その歴史的文脈を概観する
・池内 了(総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授) 柏崎刈羽原発を動かしていいのか
・まさのあつこ(ジャーナリスト) フクシマ〝廃炉〟は可能なのか
・小山美砂(ジャーナリスト) セミパラチンスクの乾いた風に耳を澄ます
・今中哲二(京都大学) 核融合発電という蜃気楼
特集2 生きている治安維持法
・荻野富士夫(小樽商科大学名誉教授) そもそも治安維持法は「悪法」だった
・伊藤智章(朝日新聞) もの言う自由を守るために──大垣警察市民監視事件
・近藤ゆり子(大垣警察市民監視違憲訴訟元原告) 市民vs 公安警察
・青木 理(ジャーナリスト) 日本の公安警察2025(第1回)四半世紀の変容
特集3 データセンターという怪物
・歌川 学(産業技術総合研究所) 巨大データセンターと立地地域──脱炭素への逆行
・ロイス・バーシュレイ(調査報道ジャーナリスト) 隠されるAIのコスト
注目記事
・安田純平(ジャーナリスト) シリアに平和は実現するか
・八尋 伸(写真家) ルポ 解放されたシリアの収容所
・会田弘継(ジャーナリスト) トランプ2.0政権始動──内部抗争兆す新右派
・ハミッド・ダバシ(コロンビア大学)、解説=早尾貴紀(東京経済大学) ニューヨーク・タイムズ紙は、反ユダヤ主義を報じても、ジェノサイドには触れない
・小林美穂子(一般社団法人「つくろい東京ファンド」) 「人権」が忌避される世の中で―ある自治体の市民と市長の取り組みからの考察
・笹山尚人(弁護士) 「労使自治論」の危険性
好評連載
小林美希 ルポ イバラキ(第3回) メディアのチェック機能はどこへ?
尾崎孝史 ウクライナ通信(第9回) 軍用車の墓場と化した国境地帯
小笠原 淳 第三者の記(第3回) メディアと警察
樋田敦子 ルポ 消えたい子どもたち──生きたいと思える社会へ(第3回) 終われないヤングケアラー
栖来ひかり 台湾・麗しの島だより(第9回) 皇民化政策の名残とどう向き合うか
今福龍太 いくつものフォルモーサへ(第2回) わたしの風景、あなたのためだけの
石田昌隆 Sounds of the World(第9回) ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
書評
原口昇平 私たちが壁でなくなるために──ガザに関する、宛名を削除した書簡
編集部のイチオシ新刊
読者投稿
編集後記
月刊『地平』3月号
2025年2月5日発売
A5判、240ページ、1100円(税込)
雑誌06053-3 ISSN2759-5358
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