著者:長井 暁
2024年4月23日発売
官邸支配の「公共放送」に未来はあるか?
政治家の介入による番組改変を告発した元NHKディレクターによる初のドキュメント。ETV2001番組改変事件からジャニーズ性加害への加担まで、劣化するNHKの内実を記し、公共放送としての再生への道を模索する。
もくじ
第1章 ETV2001番組改変事件
第2章 内部告発
第3章 再びNHKに関わる――「かんぽ不正」報道への介入をめぐって
第4章 情報開示を拒むNHK
第5章 頻発する異常事態――前田会長時代のNHK
第6章 「河瀨直美が見つめた東京五輪」の衝撃
第7章 二つの軛――葛西支配と官邸支配
第8章 NHK会長を市民が推挙する
第9章 森下経営委員長の証人尋問から全面勝訴へ
第10章 新体制下でも続発する不祥事
第11章 NHK・ジャニーズ問題の深層
第12章 内部抗争――BS配信をめぐる予算問題と特命監査
著者について
長井 暁(ながい・さとる)
ジャーナリスト、元NHKチーフ・プロデューサー。1987年、NHK入局。ディレクターとしてNHKスペシャル「朝鮮戦争」「張学良がいま語る」「周恩来の選択」「毛沢東とその時代」、デスクとして「街道をゆく」「四大文明」等の制作に携わる。2005年、ETV2001「戦争をどう裁くか」の政治圧力による改変を告発。2009年にNHK退職後は東京大学大学院などで教鞭をとりながら、メディア問題について発言する。
NHKは誰のものか
2024年4月23日発売
四六判並製、336ページ、2400円(税別)
書籍 ISBN 978-4-911256-03-9 C0036
電子書籍 ISBN 978-4-911256-53-4 C0036
メディアで紹介されました!
・【東京新聞 2024年6月16日】<書評>◆現場証言交え支配の構造暴く[評]臺(だい)宏士(ジャーナリスト)