月刊『地平』4月号(3月5日発売)

地球と平和を考える総合月刊誌、4月号は3月5日発売です。
第1特集は「軍事化される西日本」
第2特集は「脱プラスチック社会へ」
※新年度号ということで表紙のデザインもリニューアルしました。
これまで、カラフルでかわいらしく、毎号、内容にそったすてきなイラストを描いてくださったイヌイマサノリさんには、創刊号からお世話になり、『地平』は、その個性的なイラストと共に約1年間、成長することができました(これからも編集部一同、イヌイさんのイラストのファンです!)。今月号からの1年間は、テカワヒカルさんのイラストでお送りします。
ぜひお手に取りください。


目次●
【News In-Depth】
安田浩一(ノンフィクションライター)  犠牲者に会いにいく——暗い坑道の先へ
明 真南斗(琉球新報) もう一つの基地移設問題——那覇軍港
新藤通弘(ジャーナリスト) ベネズエラ マドゥーロ政権3期目の課題


特集1 軍事化される西日本

・塚崎昇平(琉球朝日放送) 南西シフトとは何か——住民の分断と地域の未来
・【座談会】川崎 哲(司会)、坂本真有美、小嶺博泉、新田秀樹、和田香穂里、杉原浩司  戦争準備を地域から止める 
亘 佐和子(毎日放送) ルポ 弾薬庫と住民——京都で何が起きているか
海北由希子(平和を求め軍拡を許さない女たちの会熊本) 軍都熊本に戻るのか
池尾靖志(立命館大学) 日本は不沈空母か——全国に展開する特定利用空港・港湾
山田和幸(おきなわ住民自治研究所) この島を地図から消さないために——与那国の苦悩と次代を担う人々 
西岡由紀夫(ピースリンク広島・呉・岩国) 呉を再び軍都化させない
池田年宏(大分敷戸ミサイル弾薬庫問題を考える市民の会) 日本最大の弾薬庫への抵抗——大分からの報告
豊島耕一(佐賀大学名誉教授) オスプレイ配備と対峙する——佐賀における市民的抵抗の報告
吉沢弘志(市民活動家) 2025年度軍拡予算を検証する


特集2 脱プラスチック社会へ

武本匡弘(NPO気候危機対策ネットワーク代表) 失われた海
高田秀重(東京農工大学) プラスチック汚染から健康と環境を守るために
小池宏隆(環境活動家) 国際協調の失敗?——プラスチック条約交渉の経過
栗岡理子(環境ジャーナリスト) 人工芝は何が問題か


注目記事

工藤律子(ジャーナリスト) コロンビア すべての失踪者を家族のもと
海渡雄一(弁護士) ネット監視法案の危険性
綛田芳憲(立命館アジア太平洋大学) トランプ政権と米朝関係
マフムード・ムシュタハ(ジャーナリスト) ガザ——「停戦」は一時の安堵でしかない
関 正喜(元北海道新聞) 空洞化する地方紙のジャーナリズム


新連載
井田徹治 ルポ 最貧国と気候正義(第1回)チャド共和国 加速する貧困とテロ
酒井隆史 未来の考古学(第1回)マリブは燃えるにまかせるべし


好評連載
青木 理 日本の公安警察2025(第2回)政治との一体化
小林美希 ルポ イバラキ (第4回)生徒の生命を脅かす〝教育改革〟 
小笠原 淳 第三者の記(第4回)警察特権
今福龍太 いくつものフォルモーサへ(第3回)月琴への旅
樋田敦子 ルポ 消えたい子どもたち——生きたいと思える社会へ(第4回)食べることが恐怖になるとき
尾崎孝史 ウクライナ通信(第10回)中継されなかった街 放送されなかった写真
栖来ひかり 台湾・麗しの島だより(第10回)バックラッシュに倒れない
石田昌隆 Sounds of the World(第10回)ジェーン・バーキン


書評
兼子 歩 トランプ時代のアメリカと社会運動
大森皓太 「問い」を取り戻す

編集部のイチオシ新刊
読者投稿
編集後記


月刊『地平』4月号
2025年3月5日発売
A5判、240ページ、1100円(税込)
雑誌06053-4 ISSN2759-5358